It is written in Japanese.
山の麓で大きな光の塊に直撃された経験がある。身震いするほどの衝撃を受けた。
奥伊吹の毘沙門天の寺から雪の日に伊吹山を北側の裏から登った際、樹木の間の積雪が奇妙に光った現象を目撃したことから始まった。
身辺に不思議な感覚を覚えるようになっていった。集中的に繰り返し登った恵那山(2191m)
の麓から他山の尾根を眺めた時に、なぜか予感したとおりの星を見つけた。その星が少し動いた瞬間に目の前に吹っ飛んできた。一瞬の出来事をうまく表現するのは難しい。ただ、大きな光が目前に飛来したのはまぎれもない事実だ。すごい速度で飛び込んできた。遠くから撮影などという生易しいものではなかった。ショックで体が震えた。
光の遭遇は昔からたくさんの似た話がある。なんとなく人間の空想話と思っていたが、頭の中からすっかり消え去った。
★★★警告★★★
当時、自動車のエンジン(前輪駆動、ジーゼル)が突然停止する現象が何度も多発。とうとう電車の線路の踏切内でエンストの事態に直面した。軽いギアに入れなおし、セルモーターを回し続けて、やっとの思いで這い出したこともあった。光遭遇事件の前に何度も自動車の電装部品に異常があった。頻繁にバッテリーを取り換えたあげく、原因不明のままジェネレーターも取り替えた。こうした異質な現象にみまわれたことを思うと、異質なものへの警戒が必要だと思う。山に登り始めたこと、山中の奇妙な時間感覚や、樹木の間の積雪の光など、その兆候や気配は思いのほか多かったように思う。
UFO遭遇
小説「夜明前」に記載された不思議な光。
恵那山2191mは何度も繰り返し登ったなつかしい山だけれど、登山の帰りに不思議な光の塊が飛来して私を直撃した。私は恵那山の麓で光のUFOに遭遇した。1993年のことだった。
ところが、島崎藤村著・小説「夜明け前」・第1部上・序の章・五の中に、私が遭遇した光と同様のUFOの記述があった。これには驚かされた。純文学の中になにげなくUFOの記述があった。小説の脚色表現なのか。次の通り会話体として記述されていた。
「そう言えば、正月のはじめから不思議なこともありましたよ。正月の三日の晩です、この山の東の方から光ったものが出て、それが西南の方角へ飛んだといいます。見たものは皆驚いたそうですよ。馬籠ばかりじゃない、妻籠でも、山口でも、中津川でも見たものがある。」
小説「夜明け前」は、米国ペリー来航の1853年前後から1886年までの幕末・明治維新の激動期が舞台である。中央公論に、1929年4月から1935年10月まで掲載された。光(UFO)の記述の出典は何か。そうした記録はいつどのようになされたのか。

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